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岩泉線(2010年実質休止)

2014年正式廃止

岩手刈屋駅 (1999.10. 6)

 

 

 自然災害を理由にした廃線ほど寂しいものはない。何とかならないのか、といつも
やりきれない思いを抱く。
 この先、土砂災害の類が増えることはあっても減ることはないだろう。
 公共交通機関なのだから、災害時の原状復旧くらい国が面倒を見られないものか。
いわゆる「上下分離方式」を全国のJR在来線に適用、線路だけを保有し国道と同じ
ように国が維持管理する形で"日本国有鉄道"の復活を……というのは、限りなく妄想
に近い夢である。

 

 

← 岩手刈屋駅
(1999.10. 6)

浅内−二升石 →
(1999.10. 5)

 人影のない岩手刈屋駅を出て撮影ポイントを探し、少し先の岩手和井内から
折り返してくる茂市行にカメラを向けると、いつの間にやら駅には大勢の高校生
が集まっていて驚くとともに、岩泉線はしっかりと生きている! という頼もしさを
感じたものだが……
 ちなみに、浅内付近は意外にも(?)最も撮影に便利のよい場所であった。
なぜなら、盛岡−岩泉−龍泉洞を結ぶバスのうち、1本がちょうどよい時刻に
近く(「岩手落合」停留所)を通っていたのである。

 

 

浅内駅 (1999.10. 5)

 線路(本線)は画面右端にチョロッとだけ写っている。
 ここは終着駅だった期間が長く、かつては色々な用途の側線があったに
違いないだだっ広い空間が、ある種の風格を漂わせていた。

 

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