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名古屋臨海鉄道 東港 (2005.10)

 このベージは、当サイトでは珍しく撮影年代順
で構成しているけれども、最後に時代が逆戻りし
たような写真が登場。
 2軸無蓋車は走行中の写真を残すことが出来な
かった。1990年代、関東に「工業塩」輸送の列車
があることは把握していても、運転区間が横浜本
牧−渋川では食指が動かず、つい風光明媚な根室
本線・釧網本線を走るボギー無蓋車にばかり熱を
上げてしまった。せめて室蘭本線の「木材チップ」
輸送を、何かのついでにでも撮っておけばと後悔
している。

 

 

 有蓋車が消えて約10年、孤軍奮闘していた高速貨物列車対応の私有無蓋車12両
が2021年に退役(特集ページはこちら)、無蓋車も日本の鉄路から姿を消した。
 上写真と同形式の2軸無蓋車が、おそらく配給車として本線を走っているのを一
度だけ目撃したのだが、それはなんとデートの帰り(それが夕刻か朝方かはご想像
にお任せする)で、さすがにこの状況じゃ撮れない悔しさをちっとも感じないなぁ、
と妙な感慨に耽ったものである。

 

 

名古屋臨海鉄道 東港 (2005.10)

 背の低い有蓋車みたいに見える黒貨車は「冷延
コイル」輸送用にスライド式の屋根を取り付けた
『無蓋車』である。汎用車からの改造らしい。
 最大でも31両しかなかった珍車で、写っている
のは最後の2両。車籍は残っていたものの、既に
本線を走ったという情報を聞かなくなっていた。
 詳しくは「トキ21500」で検索を。

 

 

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