まずは南四日市の入換機三兄弟をご紹介。
かつて文字通りの四方八方に専用線が分岐していた名残で、荷主とは別の「山九」
という会社が列車の運行を行っていた。そのため、入換機が工場ではなく駅に常駐、
旅客ホームからその姿を見ることが出来た。
大中小と3種が揃った『♪スイッチャ三兄弟』の集結する光景は微笑ましいが、
車齢は"末っ子"が最も高そうで、あまり元気がない様子であった。
唯一現役で残っていたのは「JSR専用線」。長いこと、「いくら調べても略称
しか分からない、本当は何という会社なんだ?」と悩んでいたら、"大阪ガス"で
検索すると「該当ナシ」と返される(正しくは"瓦斯"だから)某株式市況サイトで
も「JSR」となっていることに気付いた。これが正式社名だったのか(苦笑)。
昔の名称は「日本合成ゴム」、これなら手元の専用線資料にも載ってる!
筆者が就職活動した頃は正式社名にアルファベットが使えなかった(「ジェイア
ール〇〇」なんていう社名はその名残)ので、近年しばしばまごつく。
なお、南四日市までの貨物列車は撮影時から臨貨扱いで、いつまで続くか
心もとないと危ぶんでいたら、10年持ちこたえて2018年5月にお陀仏とのこと。
常設展示のテキストを現在形から過去形に書き直す作業って侘しい。
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