天王寺駅 1986. 8
"夢の時代"が始まったのは1986年11月。その前に「予告編」の如く出現したのが、 宮原区から借入の167系編成による臨時急行(白浜まで8連、以南4連)。 6連だと1号車先頭部の位置はこの辺りになる。 電化の後も気動車急行が長く活躍していた紀勢西線にあって、史上初の電車による 急行「きのくに」であった。 臨時列車(9302M~9303M)とはいえ、7月19日から8月24日まで毎日運転という、 "季節列車"並の運転本数!
ここは"紀勢西線"ではありませんが、"夢の時代"における南紀への旅はやっぱり「ここから」でしょう!
愛称標や行先標も旅情をかき立てる 小道具(別にLEDなんか駄目だとは 言わない)。 臨時電車急行の運転は1990年まで 続いたけれども、行先標がきちんと装 備されていたのはこのときだけ。 (幅の狭い客用扉が167系電車の特徴 だが、4号車には"165系のクハ"が入 っていた)