阿曽-伊勢柏崎 1999.10
阿曽から大内山にかけては、大内山川 と絡み合いながら山間の僅かな平地を縫 うように進む。
南紀へ行った帰り、あるいは西から紀伊半島を一周したとき、この辺りで 夕暮れを迎えることが多い。茜色に染まる空、灯り始める民家の明かりを 眺めていると、何やら心細く早く帰宅したい気持ちと、旅が終わりに近づい ているのが惜しいような気持ちが入り混じる、かなり"強烈な"旅情を感じた ものである。しかし、車両が通勤型となれば、一刻も早く目的地に着いて列 車を降りたいと願うばかりである。
伊勢柏崎駅 1999.10
いつ頃からか、JR東海は国鉄型 気動車の尾灯を片側しか点けてくれ なくなった。どういう意図と意義が あったのかよく分からない。