7/17

 

 

大内山川を渡る急行型気動車、1999年

 阿曽-伊勢柏崎 1999.10

 阿曽から大内山にかけては、大内山川
と絡み合いながら山間の僅かな平地を縫
うように進む。

 

 

 南紀へ行った帰り、あるいは西から紀伊半島を一周したとき、この辺りで
夕暮れを迎えることが多い。茜色に染まる空、灯り始める民家の明かりを
眺めていると、何やら心細く早く帰宅したい気持ちと、旅が終わりに近づい
ているのが惜しいような気持ちが入り混じる、かなり"強烈な"旅情を感じた
ものである。しかし、車両が通勤型となれば、一刻も早く目的地に着いて列
車を降りたいと願うばかりである。

 

 

 伊勢柏崎駅 1999.10

 いつ頃からか、JR東海は国鉄型
気動車の尾灯を片側しか点けてくれ
なくなった。どういう意図と意義が
あったのかよく分からない。

夜の伊勢柏崎駅に停車中の普通列車、1999年