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塩浜支線(その5)・石原産業専用線
単線並列が終わる地点。昭和シェル石油専用線 の列車は左に折れて4車線道路を渡り、その先が 製油所構内となる。撮影時、手前の石原産業専用 線は休止から半年が経っており、既に雑草が茂り 始めている。(2009. 4)
最後期の石原産業専用線列車は、液化塩素積タンク車 数両で一日に一往復。規格の低いレールが郷愁を誘う。 係員が走っているのは、何も線路上の障害物を見つけた 訳ではなくて、前方にある警報機無しの踏切へ安全確保 に向かうため。実は構図外右手にもう一人走っている。 (2007. 4)
国鉄時代の規定では「専用線は3km以内」と決められており、正しくは 『石原産業専用鉄道』と書くべきなのだが、民営化後の規定をよく知らず、 趣味的にも「JR貨物直通貨車が走る=専用線」「工場間等の線内完結輸送 =専用鉄道」という区別の方が分かりやすいので、あえて「専用線」で統一 した。
塩浜駅から工場入口まで、地図上の計測では 紀州鉄道の「営業キロ」を上回る。沿線で何より 目立つのはこの立派な並木。お蔭で撮影場所が かなり限られたが、印象的な風景ではあった。 (2005.10)
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