寝台特急「鳥海」 奥羽本線 青森駅 (1991. 2)
「鳥海」を名乗る列車の歴史を遡ると、夜 行になったり昼間の列車になったりをやたら と繰り返している。最後は上越・羽越線経由 で上野-青森を結ぶ寝台特急に付けられた。 「あけぼの」の最後期は運転系統上この列 車が存続していたもので、時刻表を開いて上 越線や羽越本線のページに「あけぼの」が載 っているのには最後まで馴染めなかった。
寝台特急「出羽」 羽越本線 上浜付近 (1992.12)
国鉄末期に登場し、10年あまりで消えた短命 の寝台特急(上越・羽越線経由・上野-秋田)。 運転期間が僅かに重なったため伝統ある寝台 急行「天の川」の格上げ扱いとはならず、終始 地味な存在であった。 「出羽」の列車名は、奥羽・陸羽西線経由で 上野-酒田を走っていた気動車の夜行急行 (入れ替わりに廃止)から継承している。