"悲壮な撮影行"から僅か1ヶ月後ではあるものの、一人旅ではなく同行者が
いたこと、初めて体験する夜行普通列車で気分的に高揚していたことから、現
地では前向きな気持ち(現地ではね)。
ほかの人たちは臨時列車のマイテ49と、せいぜい当時の現役最長老格キハ80
系くらいしか眼中にないみたい。急行型も入れて撮ろうよ~。撮り終えたらど
いてよ~(爆笑)。
新宮夜行として到着した急行型電車はそのまま紀伊田辺行普通列車として昼
間の仕事に入る。未明なのに下り方の前照灯を点けている特急型気動車は、こ
れから始発駅紀伊勝浦へ向かうところ。普通列車として客扱いしていた時期が
あったけれど、撮影時どうだったかは忘れてしまった。
マイテ49は快速「マイテ勝浦」という"多客臨"として走ったもの。グリーン
車扱いではなく、ただいまから何号車のお客様が展望車をご利用いただけま~
す、という入替制であった。近辺に転車台は残っていないため、天王寺行は展
望デッキが牽引機DD51の直後で、施錠されて出られず。出たくもなかったけ
ど(笑)。土曜日は休みじゃなかったから、日曜日に運転された帰り便にしか乗
りようがなかったのである。
(運転を知らせる天王寺駅の手書きポスターが『マイティ勝浦』になっていた。
"マイテ"の何たるかを知らないJR西日本の社員もいたらしい、)
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